ダックスいろはの続きになります。
ここではロングヘアーのダックスの毛色について説明します。

※決して交配を推進するものではないです。ただもし自分の意思でちゃんと考えた結果交配を考えている人がいるなら参考までにと思い書いています。
どんな犬種でも珍しさを求めての無理な交配はやめましょう※




☆レッド☆    これはブラタンと同じく多いのがこのカラー。レッドと一言にいってもメロンのように濃い子からきあらのように薄い子までそのカラーの具合は様々です。マカボニー・レッドとはとても濃いレッドと言う意味で最近よく使われていますが、血統書ではそれはレッドと明記されます。クリアレッドは差し毛のない全身きれいで透き通るようなレッドのこのことを指します。これはゴールドよりもレッドに近いのですが、レッドよりもゴールドに近い、いわば中間色です。これも血統書ではレッドと明記されます。シェイデット・レッドはそのまま記載されます。
☆シェイデット・レッド☆     これはうちで飼っていたメロンがこのカラーのうちのシェイデット・レッドというもので、耳の辺りが特にですが、背中などの全身の毛先が黒くなるものがそうです。同じ毛の濃さのレッドよりも黒が全身に入るため、暗く落ち着いたイメージになります。
☆レッド・ダップル☆     レッドの体に白などのまだらがあったらこの毛色になります。親がレッドとダップルのときに発生し、その親のレッドの親にダップルがいた場合、その子供に遺伝性疾患が発生することがあります。ダップルの部分は大きくなったら全身レッドになる子もいます。この毛色は子々孫々のためにあまり交配に適していないようです。『珍しい』と、よく書かれていますが、注意してください。先祖の親のカラーを聞いたほうがいいでしょう。
☆レッド・ブリンドル☆      全体はレッド。それに、さらに濃いレッドが縞模様になって描かれています。シマシマで、子供のときはそのしまがよく見えなくても大人になればきれいなブリンドルになります。


☆レッド関係の子を交配させるときは?☆
レッドの子を交配する場合、まずダップル種は避けるべきです。理由はレッドでもダップルが入ってるときがあり、血統書で記載ミスされている場合があるからです(つまりレッド・ダップル)。
レッドの仔の親に一匹もダップルがいないとレッドダップルのことはないかもしれませんが、本当はレッドダップルなのにレッドに見えて、血統書にレッドと記載されたら、その仔犬が譲渡されたときに繁殖しようとして知らずにダップルと掛け合わせてしまうと、ダップル×ダップルになってしまいます。ダブル・ダップルが生まれてくる可能性があります。

このカラーは遺伝性疾患がでることがあり、大変危険です。その子々孫々まで警戒しないといけません。
ほかのカラーはなんでもいいと思います。 まとめると、レッドの子で好ましいのは、ブラックタン(orクリーム)、シェイデットレッド(orクリーム)など。好ましくないのはダップルのほかにダブルダップル、チョコレートタン、ブルータンです。


☆ブラック&タン☆    レッドと同じく、ダックスにはもともとあったカラーです。ダックスの先祖犬と言われているもののカラーはこのブラタンです。
  タンの部分の量はそれぞれみな違い、タンが多いこと、そうでないことでは印象がかなり違ってきます。
そのコの個性が一番外見に表れるのがこのカラー達(ブラタン、ブラクリ、チョコタン、チョコクリ)でしょう。

このタンの部分がタンとブラックのしましまなのが、ブラック&タン・ブリンドルです。仔犬のときは見分けがつきにくいのがこのカラーです。

ブリンドルは全てにおいて、親がブリンドルであったりしないと発現しにくいです。親がブリンドル(元々優性)なら子供に生まれる確率は高いです。


☆ブラタンの子を交配させるときは?☆
色素も濃く、色も安定しています。このカラーはどのカラーの子と掛け合わせてもいいです。
色素の薄い子にはブラタンを交配相手にして色素を安定させるのがいいでしょう。チョコ、ブルー、ダップルなどに好ましいです。

ただしダブルダップルは交配には使わないほうが無難です。
☆ブラック&クリーム☆
うぇいと・あ・みにっつ


☆ピュア・クリーム☆レッドよりも薄く淡い印象を持つのがこのカラーです。毛色が乳白色なので、淡い色が好まれやすい日本ではこのカラーに人気がでるのもわかります。
一言にクリームと言っても、生まれたときからクリーム一色、全く差し毛(きあらのように黒い毛が混じること)もなく、そしてひげがずっと白い子はピュア・クリームと呼ばれています。
血統書では差し毛のある子もない子もクリームになります。
クリームで好ましい仔犬は鼻や目の周りの肉が黒いことです。レバー色になっているのは色素が薄い証拠です。
☆シェイデット・クリーム☆全体はクリームで、全身、背中、耳の毛先が特に黒くなるものをシェイデット・クリームといいます。
ひげはブラック。淡い印象のなかにはっきりとした黒のコントラストがきれいです。
☆クリーム・ブリンドル☆全体が濃いクリーム(黒に近い)と薄いクリームの縞々になっているものがクリーム・ブリンドルと言われ、不思議な色をしています。
ピュアやシェイデットとは全くことなり、変わった毛色です。じゅりのお父さんがこの毛色です。 ブリンドル(縞)は一本でもあればブリンドルというそうです。


☆クリームの子を交配させるときは?☆
好ましくないのはチョコタン、ブルータン、ダップル種、ダブルダップル種です。
クリームといっても最近はチョコ因子を持っている子が多く、チョコの子がほしいからといって安易にチョコのことは繁殖させてはいけません。
また、鼻がレバー色をしている子はチョコ因子を持っている証拠。チョコは黒因子を持っていないので、色素も薄いです。一見クリームでもチョコ因子を持っているもの同士では少し繁殖の危険度が増すかもしれません。
チョコ因子を持っている子を繁殖に使うときは慎重になったほうがいいでしょう。クリームを飼っている人は仔犬もクリームと考える場合、そのカラーが生まれる確立が上がるのはブラック&クリームやシェイデット・クリームです。
ピュアの子同士かけあわせ続けるのは危険なのかもしれません。(色素が薄くなっていくので)


☆ゴールド☆レッドよりも明るく、クリームよりも濃い、簡単に言えばレッドとクリームの間で、明るいところでみると全体の毛が輝いているのがこのカラーです。 ゴールドにシェイデット・ゴールドはありません。


☆ゴールドの子を交配させるときは?☆
ゴールドは上にも書いたようにレッドとクリームの間ということで大変あいまいなカラーで、ダックスは成長と共に毛色がずいぶん変わってしまう子もいます。(とくにうちのいちごを見てもらえればわかりますが、一色のカラーの子は子供のころだけでも非常に変化が激しいです)
ですので、血統書ではゴールドでも成長とともに変わっていく(つまりレッドやクリームになってしまう)場合があるので、ゴールドは私はこれが好ましいとかそうでないとか断言はできません。ただし、ゴールドでも、先祖にクリームがいないと、いくら成長してもクリームに近くなることはありません。


☆チョコレート&タン☆
うぇいと・あ・みにっつ
☆チョコレート&クリーム☆
うぇいと・あ・みにっつ


☆ダップルたち☆
    最初に言いたいことは、このカラーのパターンは豊富すぎる、ということです。 ご存知シルバーダップル。ほかにもたくさんあるようで、特に私はダップルを飼っていないので、なにがなんだかわかりません(苦笑)
ただ、最近ダップル種に思うことは、昔はダブルダップルが希少で珍しいという人が多かったのですが、このダックスの流行でダブルダップルの危険性がネットでも本でも言われ、遺伝的な疾患を持つ子が多いと言われてからはなぜかダブルダップルの子のことを聞かなくなりました。
たぶん、ダップル×ダップルのかけあわせが減ったとも考えられます。が、そのかわりでてきたのが、『ホワイトダップル』です。
私はブリーダーじゃないので(ただの学生)違いがわかりませんが、ダブルダップルは、ダップルに白い色が入っているのをいいます。(パイポールドは別です)
ダブルダップルの子を見ればわかりますが、真っ白の毛が入っています。一体ホワイトダップルとの違いはなんなのでしょう?もし、ダブルダップルじゃ売れないからホワイトダップルとして売っているなら一体何を考えているんだと思ってしまいます。

一体仔犬を何だと思っているのでしょうね?
とにかく、ダックスの仔犬を飼うときは、特にダップル種は親のカラーをちゃんと教えてくれる人から選んだほうがいいでしょう。


☆パイポールドたち☆
うぇいとあみにっつ


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